KSB Sonolyzer®

1. 何度も測定してみましたがうまくいきません。どうしたらよいですか？

• 回転数制御された機械で測定を行っていませんか？KSB Sonolyzer® は周波数変換器を使用しない機械でのみ測定を行います。
• KSB Sonolyzer® は、モバイルデバイスのマイクをできるだけモーターファンの近くで保持すると最良の結果を提供します。
• KSB Sonolyzer® はポンプの回転数（ポンプの銘板に記載）ではなく、正確なモーターの定格回転数（モーターの銘板に記載）を必要とします。
• 駆動出力が高すぎるモーターで測定を行っていませんか？KSB Sonolyzer® は駆動出力 200 kW 未満の機械でのみ機能します。

基本的に測定の失敗は、KSB Sonolyzer® が信頼のおける測定結果を得ることができなかったことを意味します。このような場合は、間違った結果を表示しないようにするため、測定結果ではなくエラーメッセージが表示されます。測定の失敗には他の原因があることがあります：

• 例えば、ベアリングの損傷やキャビテーションなど、ポンプセットの激しい摩耗が原因で、KSB Sonolyzer® が明確な測定結果を検出できないことがあります。
• KSB Sonolyzer® はファンで冷却されるモーターの場合にのみ機能します。
• 不安定なネットワークは分析品質に悪影響を与えることがあります。
• 少なくとも 20 秒の測定時間が必要です。測定中にディスプレイを確認しようとしてスマートフォンの向きを変えると、測定が中断されます。

2. KSB Sonolyzer® はどのように機能するのですか？

• KSB Sonolyzer® は最初にモーターファンのオーディオ信号を調べ、それを基に瞬間的な非同期モーターの回転数を特定します。この値から、適切なモーターデータモデルを使用して、機械の瞬間的な電力消費量が計算されます。それを使って、KSB Sonolyzer® が適切なポンプ性能曲線をベースにしてポンプセットの負荷領域を算出します。 

3. KSB Sonolyzer® から得られる結果はどのぐらい信頼できますか？

• 実行済みの何千回もの測定が、実際に KSB Sonolyzer® の性能を証明しています。KSB Sonolyzer® は、非同期モーターを搭載した機械用の作動ポイント表示を提供します。これは機械のエネルギー節約の可能性を識別するのに役立ちます。エネルギー節約が可能かどうか、またそれがどのように実現できるのかは、それぞれのケースで KSB Sonolyzer® が完全には把握することのできないたくさんの要素によって決まります。信頼できる結果を得るには、専門スタッフによる現地での分析が必要になります。これに関しては、担当の KSB 販売パートナーにアプリからお問い合わせいただけます。
• http://www.elektrotechnik.vogel.de/einfach-betriebsdaten-von-antrieben-per-app-und-sensor-kaestchen-messen-a-550179/ も参照

4. 周辺のノイズは KSB Sonolyzer® の測定に影響しますか？

• KSB Sonolyzer® は、実際によくある隣接機械などの典型的なノイズに対して、非常に強い設計になっています。重要なのは、その際にモバイルデバイスのマイクを、測定するポンプセットのモーターファンのできるだけ近くで保持することです。これにより、正しい測定を保証するのに十分な信号対ノイズの関係が成立します。

5. KSB Sonolyzer® は他メーカーの機械にも使用できますか？

• はい。KSB Sonolyzer® は、非同期モーターによって一定の周波数で駆動される他メーカーの多くのポンプを分析するのにも適しています。それらのポンプセットの選択肢は、「オーディオ分析」のアプリの選択リストにあります。

6. 使用しているポンプがアプリの選択リストにありません。それでも KSB Sonolyzer® を使用することはできますか？

• お使いのポンプが選択リストに記載されている機械と、特に性能曲線に関して同等のものであれば、KSB Sonolyzer® を使用して正しい測定結果が得られる確率が高いです。

7. アプリはいくらですか？

• KSB Sonolyzer® は Google Play Store と Apple App Store で無料でダウンロードしてご利用いただけます。

8. KSB Sonolyzer® で改善して欲しいことがあります。どうしたらよいですか？

• 当社は sonolyzer@ksb.com へのあらゆるご意見を歓迎しており、今後の開発に反映させていただきたいと思っております。